ドイツで車を買う方法は?必要なドイツ語や保険について調査!

今回は実際に僕がドイツに来て中古車を買った時の経験談について、車の探し方や、保険、必要なドイツ語などについて詳しく紹介します!

それではいってみましょう!

車の探し方・おすすめサイト

車を買うには車を見ない事には始まりません!お勧めのサイトは「mobile.de」です。英語にも対応してますし、画面もとても見やすくてオススメです。英語の他にも多くの言語に対応していてなかなか面白いです。(当時の僕は対応言語の多さにヨーロッパを感じたのを覚えています)

最初は乗りたい車が特に無かったり、車に詳しく無い場合は出来る限り多くの車をチェックして、車のスペックの見方、用語、値段相場などの感じをつかむ事が大切です。特に車の部品や用語などをドイツ語でも確認しておくと、実際にお店に行って車を試乗する時になって店員さんからドイツ語で車の説明を受けた時に何とか乗り切る事ができます!(笑)

この事前準備が結構大切で、これは僕自身にも言える事なのですが、例えば英語を話せる店員さんでも車の用語、いわば専門用語となるとドイツ語しか分からない、なんて事があります。そんな時の為の備えとして、ドイツ語の確認もしておく事をオススメします。

この車探しはとても楽しいです!最初僕も街中で良さそうな車を見つけては、メーカーから車種名を検索して値段を確認してました。探すといっても本当に多くの車が出てくると思うので、まずは、とりあえず車体価だけを€10,000(約1,200,000円)に設定して検索する事をオススメします。

僕はここで時間をかけてどれだけ沢山の車をチェック出来るかが購入するうえで最重要だと思っています。

高校を卒業して自動車免許を取ってから僕は実家の軽自動車を借りて運転していたのですが、日本で車もバイクも買った事が無く、車に関する知識が全く無いところからいきなりドイツで中古車を買うという感じだったので、この段階でドイツでの中古車の相場や、車のスペック表の見方や、自分にとって本当に必要なのはどんな車かなど、いろいろ勉強しました(笑)

例えば小さい事ですが、面白かったのは燃費の表示方法が日本とドイツで違っていた事です。日本では1L当たり何キロ走れるかなのに対して、ドイツでは100kmを何Lで走れるかで表示されているとかです。

車選びで注意する事・怖い体験

これは上記の項目とも重なる部分もあると思いますが、ひとつエピソードがあるので紹介しようと思います。結論から言うと、個人からは買わないでください!ちょっと高くなってもディーラーからの購入を強く勧めます!ということです。

同僚の車の下見に付き添いに行った時の話です。サイトの記載住所に行ったらそこは何と空き地…。しかも案内人として出てきたのが、何語かわからない言葉を話す、Tシャツの下に見える両腕にガッツリタトゥーが入った坊主のゴツイおじさん!

そのおじさんに付き添われて着いたのが空き地の奥にある古い石積み小屋でした。中から出てきたピンクのタンクトップを着た金髪の化粧濃いめ、もちろんガッツリタトゥーの女の人に鍵を渡され、確認したマツダデミオは、パッとみはまぁまぁ、でも細かいところにサビが見える。ボンネットを開けたらサビだらけ、

事前にサイトで確認していた年式を考えても、エンジンのレイアウトが明らかにおかしい、中身と外観のミスマッチ。中は古くて外は新しい。車内に入ってもメーター類が古いデザイン。

試しにエンジンをかけて2、3回吹かす、思いっきり吹かすと、おじさんが嫌がる表情。ますます怪しい。まるでボディーだけを着せ替えたような感じ。

僕はここから逃げたい!てかおじさんはこの車を見た僕らを黙って逃してくれるのか?そんな僕の気持ちを知ってか知らずか呑気に車を見ている同僚。もちろんその後は同僚と一緒におじさんに車の購入を丁寧にお断りして逃げるように帰宅しました。

同僚曰く、「ただ安い車を探していた」との事でした。後日、同僚の見ていた車のページを確認してみると、確かに一見普通ですが、売り手の住所や電話番号を確認してみるとディーラーなどお店ではない感じで、他に売りに出している車のページも確認したところ、どうも個人で売りに出しているっぽい。と結論付けました。今ならメルカリで中古車を売っている感じでしょうか。

購入先の確認はとても大切です。ポイントとしては事前に売り手の情報をしっかり確認することです。最低限、車の背景にお店が映っている写真があるのが良いでしょう!(同僚の車の写真の背景は住宅街でした)

僕はフォルクスワーゲンのポロの中古車をフォルクスワーゲンのディーラーから買いました。

車の購入でドイツ語は必要?

これは僕の場合の話になってしまいますが、そこは流石にヨーロッパって感じで、メーカーのディーラーで営業をしている人は大抵の場合英語を話す事ができます。ちなみに僕の担当営業マンはドイツ語、フランス語、英語、スペイン語に対応していました。

車の購入自体はお金を払って車をもらうだけなのですが、やはり納車日や入金期日など細かいコミュニケーションが必要になるので、その点の安心感から考えてもディーラーから買う事をおすすめします

購入の際必要な事・自動車保険

購入にあたって必要な書類やナンバープレートの申請、車両登録などの手続きを僕の時は営業さんにお願いしたのですが、車の購入時に必須な自動車保険への加入は自分でやらなければなりませんでした。最終的に僕は営業さんにも色々聞いてHUKという保険会社にしました。

保険の契約は大変でした。

僕はドイツに来て2年目とはいっても毎日仕事の訓練ばかりで、全くドイツの生活に馴染まず、そのせいもあってかドイツ語のアルファベットも分からない状態でした。その上、保険の営業さんも英語が苦手でお互いがんばりました。

この時のアドバイスとしては、数回に分けて説明を受ける事です。最初は電子辞書日独辞典を持参して、窓口にて説明を受け契約内容のパンフレットを家に持ち帰り、ドイツ語を翻訳し内容を調べ、後日また窓口へ行き、改めて説明を受け納得したらその時に契約をするというものです。

何度も窓口へ行くというのは面倒で、営業さんにも迷惑な感じがしますが、大丈夫です。担当の営業さんを変えない限り、向こうも仕事なので親身に接客してくれると思います。相手のペースに流されず、じっくり考えて契約しましょう!

それでも僕の場合は、始めての左ハンドル、右側通行、教習所以来運転していないマニュアル車、雪国ドイツでの運転に毎日同僚を乗せての通勤など、保険料の節約など言ってられない状況に最高額の保険に加入しました。

今は自動車保険に関して日本語で詳しく書いたサイトがあるようなのでそちらで事前に確認する事をおすすめします

その後、自動車保険、身分証明書などの必要書類を揃えて無事購入できました。

ガソリン

ガソリンはドイツ語で「Benzin:ベンツィーン」、ガソリンスタンドはドイツ語で「Tankstelle:タンクシュテレ」と言います。

ガソリンの種類

まず、ガソリンの表示方法が日本と違くて最初は驚きました。

ドイツでは日本のようにハイオク、レギュラー、軽油とは表記されず、主に

  • Diesel「ディーゼル」       
  • Super 「ズーパー」
  • SuperE10「ズーパー・エー・ツェーン」
  • Super Plus「ズーパー・プルス」

などと表示されます。または数字で、95、98と表示されることもあります。正直こんがらがります。

なのでポイントとしては、レンタカーなども含めて、ドイツで車に乗る時はレギュラー車かディーゼル車かみたいに日本語から考えるのではなく、この車はの燃料はSuperで数字は95!みたいにドイツの表記でそのまま認識しておく事が大切です!その方が間違う事もなく、安心です。

給油方法

ドイツでは殆ど、給油方法はセルフ形式です。店員さんは併設する売店から出てきません。給油方法を順に説明します。

  1. 給油機の近くに車を停車させる。
  2. ガソリンの種類を確認して自分で給油口にノズルを差し込み給油する。
  3. ノズルを差し込んだ時にもう1度ガソリンの種類、金額を確認する。
  4. 給油が終わったらノズルを給油機に戻して、自分の給油機の番号と金額を確認して併設する売店に入り、店員さんに自分の給油番号を伝えて、金額に誤りがないか確認してから精算する。

一見無駄のない、トラブルの起きなさそうな形式ですが、最初の頃一度だけ精算時にトラブルがありました。

ガソリンスタンドに車が沢山いた時に、店員さんが僕が使った給油機と同じ番号の違う人のガソリン代を僕の代金とすげ替えてしまった。というものでした。その時は僕が金額の違いを指摘して何も無かったですが、起こり得るトラブルなので、その時から僕は給油機の番号だけでなく、金額もしっかり確認する様にしています。番号と金額のダブルチェック!!

タイヤの種類、履き替えの時期

ドイツは北海道より緯度の高いバリバリの雪国、寒い国です。その為めかドイツでは地面が凍っていたり、雪が積もっている時の冬用タイヤやオールシーズンタイヤの装着は義務です。ちなみにそれぞれのドイツ語を簡単に紹介します。

  • 冬用タイヤ「Winterreifen:ヴィンター ライフェン」
  • 夏用タイヤ「Sommerreifen :ゾマー ライフェン」
  • オールシーズンタイヤ「Ganzjahresreifen:ガンツ ヤーレス ライフェン」
  • タイヤ「Reifen:ライフェン」
  • タイヤ交換をお願いします。「Reifen wechseln bitte:ライフェン・ベクセルン・ビテ」 

またドイツではオーストリア国境の近くの一部地域を除いてスパイクタイヤは装着は禁止されています。

いざ寒くなってからタイヤを買おうとすると、暗いし、寒いし、面倒なので、いっその事車を買う時一緒に冬用タイヤかオールシーズンタイヤを購入しておきましょう。その方が後々楽です。

交換時期

交換時期に関して決まりはないのですが、僕は4月に夏用タイヤに交換して、10月に冬用タイヤに交換する様にしています。

僕がドイツに来た時は冬場は最低気温が氷点下20℃まで下がり、雪が降っていなくても寒さで地面が凍結して、その影響で緩やかな上り坂でトラックが立ち往生したりして職場に遅刻したりしました。

しかし最近は雪国ドイツも暖冬でまとまった雪が降りません。年々暖かくなってきているので、僕も今使っている冬用タイヤではなく、オールシーズンタイヤにして交換する手間を減らそうと考えました。でも結局面倒になって、タイヤの交換時期が来てもなかなかオールシーズンタイヤに乗り換えられません。

ドイツの駐車

車を購入したら、当たり前ですが、車を駐車する場所が必要になります。僕の場合はアパートの駐車場を月に€40(約4800円)で借りてます。

駐車場のあるアパートなら問題無いのですが、駐車場の無いアパートもあって、その場合アパートの周りの道に路駐をする事になります。その為か夕方や週末などは平日よりも増して道の両側はビッシリと路駐車が並んでいます。

ドイツの場合は道幅が広い為かどこもかしこも路駐です。しかし路駐の車が左右に1台分ずつ並んでいる為に幅のある道路も狭くなって結果、一車線の一方通行になる。なんてのもよく見かける光景です。

路駐が当たり前のせいか、ドイツ人は縦列駐車がとても上手です。僕もかなり鍛えられたと思います。

この路駐車にはもちろん危険もあって、車の運転をしていると、路駐車の影に隠れて歩行者を確認しずらかったり、脇道から太い道に出る時など、どうしても路駐車が視界の邪魔になる分多めに頭を出す必 要があったり、結構地味に危険です。路駐車の多い道を歩く時はくれぐれも注意してください

ドイツ生活における車事情・利便性・重要性

僕の住んでいる街がそれほど都会ではないせいか、僕の職場が田舎にあるせいか、理由は様々にあるにせよ今は車無しの生活は考えられません。

それ程に車が便利で、とても利用価値の高い物と思っています

その要因のひとつにはやっぱりフリーハイウェイであるアウトバーンの存在が大きいように感じます。何キロ移動したとしも、実質ガソリン台しか掛からないというのは長く車を持てば持つほどすごい事だと実感しています。

例えば僕の車は1Lで約20km走る事が出来るディーゼル車で、満タンで約40L、€45(約5400円)程です。800km移動しても5400円しか掛からないなんて凄いと思います。さすがドイツです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は実際に僕が経験したことに基づいて、ドイツで中古車を購入する流れを詳しく紹介しました。

ヨーロッパ1の車社会のドイツですが、ベルリンやフランクフルトなどの大都市は東京と同じように、車を持たない人も多いです。

ドイツの若者も、車の購入や維持コストを考えて車を持たないで生活している人も多くいます。

ですが、ドイツは日本と比べると電車やトラムなどのストライキが多く、公共交通機関が止まることがよくあります。

最終的にはっやはり車が一番頼りになると思います。

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